10月から始まったドラマ「silent(サイレント)」ですが、1話目から大きな反響を呼んでいます。
主演に川口春奈さん、相手役にsnowman目黒蓮さんが出ておりこの2人の演技に涙した方も多いのではないでしょうか。
最近ではドラマなどテレビ番組が低迷していると言われる中で「silent(サイレント)」は放送直後から見逃し配信がフジテレビの歴代最高・最速となる567万回再生(記録更新中)に達し、見逃し配信のTVerを中心に(FOD、TVer、GYAO)ネット人気が急上昇。
また、Twitterでも連続で世界トレンド1位になるなどネットでの反響は大きくその注目度が伺えます。
この反響にはいくつかの理由があるようですね。
ここではsilentが注目され反響を呼んでいる理由についてご紹介します。
それではスタート!
ハマる人続出!面白いと注目される理由は?
silentの評価されていることについて詳しくみてみましょう。
反響のあるドラマはこれまでにも沢山ありますが、世界的に注目されることはこれまでなかったのではないでしょうか。
反響の証明としてなんと、
10月28日から韓国で唯一の日本コンテンツ専門のケーブルテレビ局「チャンネルW」(日本の最新ドラマやバラエティ、ドキュメンタリー番組など数多くの番組を韓国に紹介している放送局)で配信が決定しました。
これはすごいことですよね
韓国でも反響が大きかったら他の日本のドラマも注目されそうですね
では具体的に注目される理由についてみてみましょう。
【人気の理由】
・良い面だけじゃないリアルな内容
・脚本の面白さ・考察要素もある
・表情や手話から伝わる感情!豪華俳優の演技力
・細かな演出・映像
・スピッツ・挿入歌の音楽で相乗効果
これらが注目される理由かと思われます。
1つずつみていきましょう。
その1:良い面だけじゃないリアルな内容
1:話の内容がリアルであるということです。
silentは聴覚障害を扱った内容となっています。
内容的にきれいにまとめようとしがちですが、silentは共感度抜群の登場人物に特別な設定やコメディに逃げない潔さがあります。
想が聴覚障害になるまでの過程やこれまで普通に出来ていたことが出来なくなってしまった姿、これまでとの付き合いが出来なくなってしまったことなど「聞こえていた時」と「聞こえなくなった」後の姿がとてもリアルに表現されています。
また、高校時代の想と紬のシーンでは自分の学生時代をよみがえらせるような共感ポイントがたくさんあり「高校生活懐かしい、青春!」「学校は週5で好きな人に会える場所だったの、わかる」などと共感する投稿が多く見られました。
一方で終盤にはまさかの事実が待っていた事で「こんな再会つらすぎる」「どちらの気持ちも切ない」「涙が止まらない、明日絶対目が腫れる」など、切なすぎる再会に反響が集まっていた。
この悲劇性や恋の純度が際立って見えるのではないでしょか。
高校時代の会話のシーンがセリフっぽくない、日常の言葉を使ったリアリティーのあるセリフが心にしみたということもポイントの1つでしょうね。
他にも「楽しくないです。未来への不安におびえる日々です」と本音を漏らすシーンもあるなど、同世代の女性が思い入れを持って見られるのかもしれませんね。
その2:脚本の面白さ・考察要素もある
2:脚本内容と考察要素です。
この作品を手掛けたのが、2021年に『踊り場にて』で第33回「フジテレビヤングシナリオ大賞」を受賞した生方美久さんの脚本によるオリジナル作品です。
元々看護師をされながら作家作業をしていたようですね。
生方美久さんの脚本は言葉を大切にしているように感じます。
想が紬に別れを告げる際に「好きな人が出来た」ではなく「好きな人がいる」という言葉を使っています。
この時は好きな人が出来たと思っていましたが、実は好きな人というのは紬のことであり、言葉の使い方がとても上手で、でも一瞬考えさせられるような、後から分かる内容が盛りだくさんです。
このように、どういうことなんだろう?と考えさせられる伏線となる内容が所々に散りばめられているのも魅力ではないでしょうか。
また、ファーストシーンとラストシーンをリンクさせる所、幸せと切なさ、紬は戸惑いと想は哀しさという異なる意味の涙など、8年前からの落差と残酷な現実を見せられた視聴者が感情移入したのも目が離せない所かと思われます。
その3:表情や手話から伝わる感情!豪華俳優の演技力
3:なんと言っても主演している俳優陣の演技力ですよね。
主演している方が素敵な方ばかりですが、特に今回は手話を使うことが多いことから目黒蓮さんを始め、川口春奈さんや夏帆さんの手話が自然だと注目されています。
目黒蓮さんに関しては言葉ではなく会話は手話である、表情で表現しないといけないという難役にも関わらず、ちょっとした視線の移動や微妙な表情の変化に表れた切なさがリアルに伝わってきます。
さらに至るところで目黒蓮さんの表情が想の思いを正確に視聴者に伝え、想という人物を魅力的なものにしているのもポイントになっているんでしょうね。
夏帆さんの手話についてはこちらでまとめています。
その4:細かな演出・映像
4:細かな演出・映像について
silentには細かな演出が組み込まれています。
例えば、紬と想のシーンでは「佐倉くん、静かだねー!」「青羽の声うるさい」というほほ笑ましいシーンの8年ぶりに再会したシーンでは「ちょっと話そうよ。連絡先教えて」と笑顔で話しかける紬に対して、耳が聞こえなくなった想は「声で、楽しそうに話しかけないで。お前うるさいんだよ」と泣きながらも手話で訴えるというシーンがありました。
そんな切ないシーンを、あえて音なしで再生されたことでより切なさを味わう視聴者もいたのではないでしょうか。
実際このようなコメントが上がっていましたよ。
「同じ言葉でも意味が違いすぎて泣ける」
「すごい脚本家に出会った」
「セリフが細かく丁寧で好き」
細かい所までこだわって作成されているのが分かります。
登場人物の感情を丁寧に描かれていますよね。
また、雪の演出、紬と想が学校に向かう長回しのワンカット、その数分後に紬と想が“再会未遂”に終わるスローモーション。
終盤では、逃げる想を追いかける紬を映したカメラアングル、想が意を決して手話をはじめるまでの“間”など、挙げればキリがないですがどれも細かく表現されています。
また、回想に登場した紬のイヤホンが、今は壊れてしまって音が出ないというエピソードが、現在の佐倉が聴力を失っていることと重ねられていたり、聴者と難聴者の対比などもとてもうまく使われているからこそ引き込まれちゃいます。
その5:スピッツ・挿入歌の音楽で相乗効果
5:挿入歌
スピッツの曲「楓」や「魔法のコトバ」が使われておりその歌詞や内容が重なっていることも効果的となっています。
さらに、主題歌として使われている「Official髭男dism – Subtitle」がいいタイミングで流れ、歌詞がマッチしていることから映像と曲が合わさり相乗効果となっています。
曲って大事ですからね!
曲を聴くだけでその映像が蘇ってきます。
これらのことからsilentが注目され、人気となっているのではないでしょうか。
まとめ
silentがここまで注目されている理由について調査しました。
リアルな脚本と出演者の表情や演技力に続き感情を重ね合わせてしまう所など細かな所までこだわって作られてるこれらが合わさることで視聴者の方に届いているドラマとなっているんでしょうね。
きっと歴史に残る作品になっているのではないでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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